渋谷区では、路上の吸い殻や空き缶などのポイ捨てが増加していることを受け、6月から過料制度を導入しました。違反者には2,000円の過料を科し、指導員が街中を巡回してその場で徴収する仕組みです。制度開始から2か月で約500件に達し、区は一定の効果を感じているとしています。
特に渋谷駅周辺やセンター街では人通りが多く、外国人観光客の違反も目立ちます。支払いを拒むケースもあるため、キャッシュレス決済や後日支払いの仕組みを整え、対応を強化しています。また、指導員の安全確保のため、7月からはウェアラブルカメラを導入し、やり取りを記録する体制を整えました。
さらに、区は繁華街の店舗にごみ箱の設置を義務付けるなど、街全体でポイ捨てを減らす環境づくりを進めています。店舗側の協力も広がり、渋谷駅周辺でも新たなごみ箱の設置が予定されています。区は「ポイ捨てが減ったという声も出ている」とし、今後も巡回方法の改善を進める方針です。
ニュースの感想
ポイ捨てに対する過料制度は強い対策のように見えますが、実際に500件もの徴収が行われていることを考えると、一定の抑止力が働いていると感じます。また、違反者の2割が外国人観光客という点を踏まえると、多言語での周知や、観光客にも分かりやすい環境整備が欠かせないと改めて思います。
安全対策として公共のごみ箱が少ないことは理解できますが、捨てる場所がなければ、どれだけ注意を促しても改善は難しいのではないかとも感じます。世界でも街がきれいなことで知られるスウェーデンでは、学校教育の段階から環境保護が常識として根付いています。渋谷の条例は、街をきれいにするための第一歩として重要ですが、同時に環境保護に対する教育や文化を育てていくことが、本当の意味での成功につながるのではないかと思いました。


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