廃車の部品や使用済み電池などから回収された金属くず、廃プラスチックを保管する「ヤード」と呼ばれる施設について、規制を強化する廃棄物処理法などの改正案の内容が6日、明らかになった。
新たな制度では、スクラップの保管やリサイクル事業を許可制とし、管理が不十分な場合には事業停止や罰則を科す方針だ。
各地で問題となっている火災や悪臭の発生を抑えることが目的とされている。
政府は近く閣議決定を行い、今国会への提出を目指す。
これまでの制度では、資源として再利用できるスクラップは一部の家電製品を除き規制の対象外とされてきた。
自治体によっては条例で届け出や報告を義務付けているケースもあるが、規制のない地域へ移動して事業を継続する業者も見られ、全国的な統一ルールの必要性が指摘されていた。
今回の改正案では、再資源化が可能な金属や廃プラスチックも新たに対象に含め、大量保管には都道府県知事などの許可を必須とする。
あわせて、保管時の積み上げ高さの制限や取扱品目の表示、火災や汚水流出を防ぐ設備・管理体制などについて、環境省が定める基準に基づく審査が行われる見込みだ。
周辺環境への影響や健康被害の恐れがある場合には、企業への改善命令や事業停止などの措置が取られる。
記事の引用元:共同通信(47NEWS)
ニュースの感想
スクラップヤードをめぐる問題は、これまで制度の隙間にあった印象が強く、今回の改正案は実態に即した対応だと感じます。
特に火災や悪臭といったトラブルは地域住民の生活に直結するため、全国一律で基準を設ける意義は大きいでしょう。
一方で、リサイクル事業は資源循環の観点から重要な役割も担っており、過度な規制が現場の負担にならないかという懸念も残ります。
適切な管理を促しつつ、健全な事業者が継続できるバランスの取れた制度運用が求められると感じました。


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